2016年05月09日
三井物産、日本曹達との米メチオニン会社増資引受け
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本曹達工業、三井物産

三井物産は9日、日本曹達と共同出資する米国の大手飼料添加物メーカー、ノーバス・インターナショナル・インク(Novus=本社・ミズーリ州)が今年5月に実施する増資を全額引き受けることになったと発表した。

Novusの資本金は現在100百万ドル。出資比率は三井物産65%(65百万ドル)、日本曹達35%(35百万ドル)。今回同社は75百万ドル増資を決めた。この全額を三井物産が引き受けることにより、増資後の比率は三井物産80%、日本曹達20%となる。

Novus社は、1991年に三井物産と日本曹達が共同で米国モンサント社の飼料添加物事業を買収して設立。
飼料添加物は鶏や牛など家畜の成長促進に効果があり世界的な食糧増産を背景に需要は堅調に伸長している。
Novus社は必須アミノ酸の一つメチオニンを主力製品として事業を拡大してきた。三井物産は、今回の増資を通じてNovus社の経営基盤をさらに強化していく方針だ。