| 2016年05月20日 |
| 農研機構と岡山大、オオムギの休眠制御仕組み発見 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:なし |
農業・食品産業技術組合研究機構(農研機構)は、岡山大学の佐藤和広教授らとの共同研究グループが、オオムギの発芽を一定期間休止させる主要な種子休眠性遺伝子「Qsd1(キューエスディーワン」の配列を特定し、Qsd1が種子の胚の中で特異的に作用し、植物種子の休眠性では報告のないアラニンアミノ酸転移酵素を制御することで、休眠をコントロールする仕組みを世界で初めて突き止めたと発表した。 また、300品種余りの遺伝子配列の比較解析によって、イスラエル付近(南レバント)の野生オオムギから醸造用のオオムギ(休眠の短い品種)の祖先が起源し、その後その中から、ビールなどの麦芽製造の際に休眠の短い突然変異品種が選抜され、世界各地に伝わった歴史も判明した。 オオムギの休眠性を制御することは、オオムギの生産や醸造業にとって重要な課題。今回の研究成果によって、オオムギ品種の遺伝子配列の差を利用した種子休眠の調節が可能になり、穂発芽の防止や麦芽醸造に適したオオムギの品種開発が進むと期待される。 同研究成果は、5月18日(英国時間、「Nature Communications」電子版に公開された。 |