2016年05月24日
三井化学、PPコンパウンド世界規模で増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学
ACPコンパウンド工場

三井化学、プライムポリマーの両者は24日、増大が続くポリプロピレン(PP)自動車材の需要にグローバルに対応するため、アメリカ、メキシコ、インドの3拠点でPPコンパウンドの生産能力を拡大すると発表した。

三井化学グループは現在、PPコンパウンドで世界8地域(日本、アメリカ、メキシコ、欧州、タイ、中国、インド、ブラジル)に製造拠点、5地域(日本、アメリカ、欧州、タイ、中国)に研究拠点を有し事業拡大を図ってきた。生産能力は計年産100万トン。

コンパウンドの需要は、世界的な環境規制の強化や自動車の軽量化
ニーズなどを背景に増加を続けている。このため三井化学グループでは2017年7月の運転開始をめどにアメリカ(Advanced Composites America)に2系列、メキシコ(同Mexico)とインド(同India)に格1系列、合わせて4系列の生産設備増強を決めた。
増強後の設備能力は5%増の105万トンと、世界トップクラスの地位をさらに固める。

<三井化学グループのPPコンパウンド生産能力> 単位:千トン、16年度能力( )17年度

 全世界計:1,000(1050)
 ・米州 :410(440)
 ・欧州 :15(20)
 ・アジア:575(590)
(うち日本):310(310)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1464056279.pdf