2000年09月12日
メタノール国際市況、騰勢さらに強まる気配
米国天然ガス価格、需要期控えてなお上昇へ
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 国際石油市況が高騰を続ける中、米国天然ガスの異常な高値をもう一つの背景としてメタノールの国際市況がさらに上昇を続ける気配をみせている。
 わが国業界筋にによると、米国のメタノール・コントラクト価格は8月にトン当たり10ドル上がって、FOB同220ドルが実勢化、9月以降さらに10ドルアップの230ドルを打ち出し交渉中である。米国では天然ガスが夏場の猛暑による需要増大から8月には百万BTU当たり5.0ドルと、春先の2.5ドルから2倍に高騰している。これがメタノール市況高騰の原因と伝えられているが、天然ガス市況はその後もパイプラインの事故や冬場の需要シーズンを控えて騰勢が緩むことはないとの見方が強い。
 一方、欧州メタノール市況も4~6月のトン当たり142ユーロから7~9月210ユーロと急騰、さらに10~12月は一部で260ユーロが打ち出されたと伝えられるなど上昇傾向が続いている。
 日本は7月のCIFジャパン価格トン175ドルから8月は200ドル台乗せ確実の情勢だが、米国や欧州の動向をみる限り9月以降の入着価格が210ドル前後に上がることは間違いないとの見方が有力となっている。