1999年09月24日
厚生省検討会「スチレンダイマー、トリマーは溶出せず」
内分泌撹乱物質で健康影響の調査結果を報告
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 厚生省は24日、「内分泌かく乱物質の健康影響に関する検討会」第8回会合を開き、平成10年度において公的試験機関や大学等が国の予算で実施した内分泌撹乱化学物質に関する調査研究結果を報告した。
 この日明らかにされた内容は、〓同物質の食品や食器などからの暴露に関する調査研究、〓同物質の胎児や成人等の暴露に関する調査研究など合計6項目。このうち〓に関しては、「ポリスチレン(PS)製品中から食品疑似溶媒へのスチレンダイマーとスチレントリマーの溶出は見られなかった」とし、あわせて「ダイマ-、トリマーの内分泌撹乱作用については、否定的な研究が揃ってきたので、一応今回で研究を終了してもよい」との研究者の見解が示された。また、ポリカーボネート製品から溶出するビスフェノールA(BPA)が0.2~68.1ナノグラム/ミリリットルに過ぎないことや、給食時に児童が摂取するBPAは、約0.15マイクログラム/キログラムにとどまると推定されるとの報告も行われた。一方、〓では母乳からのダイオキシン摂取による乳児への健康影響は、重大なものが認められなかったとの結果が示された。