2016年07月20日
角倉VEC会長「今年の塩ビ出荷 順調予想」
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)の角倉護会長(カネカ社長)は20日の定例会見で、2016年の塩化ビニル樹脂(PVC)需要見通しについて、「前年比14・2%増だった2015年実績(157万トン)並みか、多少のプラスになるのではないか」との見通しを示した。理由は「需要が堅調なインド向け輸出の好調がしばらく続く見通しだし、国内出荷も順調に推移しそうだ」からだという。

VECは20日、6月のPVCと塩化ビニルモノマー(VCM)の生産・出荷実績を発表した。6月のPVC生産は、10万9739トン、前年同月比92.1%で2カ月ぶりに前年割れとなった。春のプラント定修の影響とみられる。国内出荷は8万5375トン、同97.3%、輸出は4万498トンで同86.5%だった。輸出を含めた出荷総計は12万5873トン、同93.6で3カ月ぶりの前年割れとなった。

一方、VCMの生産は16万8083トン、同20・4%減で2か月連続の前年割れとなった。国内出荷は11万8031トン、同7・2%減、輸出は5万3527トン、同35・9%減で2カ月連続の前年割れ。
出荷総計は17万1558トン、同17・6%減で2カ月連続の前年割れだった。


6月実績

塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1468992776.xls

塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1468992776.xls