2000年09月07日
C&Fジャパン、さらに上昇して320ドル弱に
西欧の相場との格差も約40ドルに拡大
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、ナフサの国際スポット相場のうちのC&Fジャパンがここにきて一段と上昇、6日の平均はトン当たり317ドル強となった。
 1週間前に比べると約9ドル高い。前日比は8ドル弱のアップとなっている。最近のボトムの7月下旬に対比するとおよそ60ドル高い。湾岸戦争の影響で90年9月下旬に400ドル台に跳ね上がっていらいの高値だ。この結果、西欧のスポット相場との格差もさらに広がり、1ヵ月前の2倍の約40ドルになった。収支バランスの悪化と欧米各社との原料コスト差に悩むわが国の石油化学企業にとっては軽視できない事態と言える。
 6日時点の契約ものがおよそ1ヵ月後にわが国に到着したときの円単位の輸入CIF価格は、為替を1ドル=106円と仮定すると約2万3,500円となる。炉前(国産ナフサ価格も同じ)は2万5,500円となる勘定だ。直近の7月に比べると3,600円のアップとなる。4~6月期に比較しても3,700円高い。
 こうした動きの中でエチレンセンターの多くが特に重視しているのは、C&Fジャパンが突出したかたちで急上昇している点だ。特にこの1週間は原油のアップ率や西欧のナフサのスポット相場の上昇率を大きく上回っており、この状態が続いていくと、わが国の石油化学企業の国際競争力が大きく殺がれることになる。
 その要因は明らかでないが、台湾の石油・石油化学企業が集中的に買いオッファーを出したのが少なからず影響していると見る向きが多い。