2000年09月07日
SMアジア市況、PSの市況上昇で近く800ドル台へ
10月いっぱいは800ドル前後で推移
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 SM(スチレンモノマー)のアジア市況が上昇してきた。7~8月にかけてはトン当たり700~720ドル近辺で推移していたが、8月末頃から上がり始め、現在CFR中国は780~790ドル、FOB韓国も775ドル前後となっており、800ドル台が目前となっている。
 市場関係者によると、今回の市況上昇は誘導品のPS(ポリスチレン)の上昇によるものと見る向きが多い。これまで中国のユーザーは、SMを購入してからPSの価格を決定する傾向が強かったが、現在は自分が販売しているPSの価格に見合う価格のSMが入手できる場合には購入し、逆にSMの価格が高いと感じれば買い控え、PS設備を停止するようになっている。
 現在アジアのPS市況は、トン当たり900ドルレベルまで上昇しているため、ユーザー側に余力が生じており、800ドル台のSMを受け入れる素地が出来つつある。また、10月いっぱいはPSの需要期が続くため、需要は旺盛な状態にある。SMは上記の要因に加え、日本を中心に相次ぎ定修が実施されており需給もタイトに推移しており、10月末までは800ドル前後で推移する可能性が高い。