2000年09月06日
アクリル酸エステル、再値上げ機運強まる
ナフサなど原料高止まりで、採算悪化続く
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 大手アクリル酸エステルメーカーでは、原料のナフサ価格の高騰、アルコール価格も強含みの展開が続いていることもあり、再値上げについての本格検討を開始した。
 アクリル酸エステルの国内価格は、昨年9月に原料高騰などによる採算悪化からキロ20円で打ち出され、年末までに約15円で浸透している。さらに今年3月にも20円幅で打ち出され、5月下旬実施で15円と打ち出しに対して約5円圧縮されての決着となっている。
 こうした昨年から2度の値上げを行ったものの、それぞれ打ち出しに対して圧縮されて決着している一方、ナフサ価格も高値で推移していることから、依然として採算悪化が進んでいるとしている。
 しかし、需要家である塗料、粘接着剤など各分野での価格転嫁も思わしくないこともあり、打ち出しの時期・幅については、こうした誘導品の需要動向にも注視して慎重に判断したいとしている。