2016年09月05日
信越化と産総研、シリコーンゴム太陽電池モジュール
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:信越化学工業、産業技術総合研究所

信越化学工業と産業技術総合研究所は5日、シリコーンゴムたシート封止材やアルミ合金などからなる新たな結晶シリコン太陽電池モジュールを開発したと発表した。難燃性や軽量化だけでなく、破損しにくく簡易に設置することを可能にしたのが特徴。

開発した太陽電池モジュールには、従来型の高重量ガラス基板や可燃性有機部材を用いていない。長期信頼性の評価試験で優れた信頼性を示し、高い難燃性や軽量化、非破損(割れない)、簡易に設置できるなどのメリットを生かせることが分かった。
例えば、電気自動車(EV)などの車載用の太陽電池や、住宅の屋根材一体型としての太陽電池の利用、壁面への設置などにより、スマートハウスへの利用拡大やネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の実現に貢献できる可能性がある。
同技術の詳細は、9月13-16日に朱鷺メッセ(新潟県新潟市)で開催される第77回応用物理学会秋季学術講演会で発表する。


ニュースリリース参照
https://www.shinetsu.co.jp/jp/news/pdf/s20160905J.pdf