| 2000年09月05日 |
| 通産省基礎産業局、来年度の重点施策を取りまとめ |
| バイオ産業の創造、化学物質管理対策の推進など |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
通産省基礎産業局はこのほど、2001年度の重点施策をまとめた。再編の経済産業省製造産業局として実現に取り組む主要行政課題を整理したもの。 主要テーマは(1)バイオテクノロジー産業の創造(2)化学物質管理対策の推進(3)IT革命への対応(4)環境問題への対応(5)その他の技術開発--の5項目。 (1)のバイオテクノロジー産業の創造に当たっては、[1]遺伝子解析の成果を活用した革新的医療の実現[2]バイオ技術の応用による環境問題の克服--の2点に特に力を入れていく方針だ。 [1]のテーマでは(a)ヒトゲノム構造・多様性解析(b)ヒトゲノム機能解析(ポストゲノム)(c)再生医療(d)ゲノム研究開発の加速化のための基盤整備・環境整備--等に取り組んでおく。また[2]のテーマでは(a)生物機能活用型循環産業システム創造プログラム(グリーンバイオ・イノベーション)の推進(b)エネルギー使用合理化生物触媒等の技術開発(c)生物機能利用高度検出・計測技術(エコ・モニタリング)の開発--等を推進していく。 うち、ヒトゲノム構造・多様性解析と、グリーンバイオ・イノベーションの推進は新規テーマ。同局では、前者で103億3,900万円、後者で41億7,000万円の予算を大蔵省に要求している。 (2)の化学物質管理対策の推進では、[1]化学物質総合評価管理プログラムの確立[2]化学物質管理ナレッジネットワークシステムの開発[3]環境ホルモン効果に関する評価・試験法の開発[4]内分泌かく乱物質のスクリーニング試験方法の開発[5]高生産量化学物質(HPV)の有害性データの整備・評価--などを主要テーマに掲げていく。このうちの[1]と[2]は新規テーマ。要求予算額は前者が38億円、後者が5億円。 (3)のIT革命への対応では、材料ナノテクノロジープログラムの推進と、化学物質ナレッジネットワークシステムの開発--の2点を重点課題としていく。いずれも新規プロジェクトで、予算要求額は前者が20億円、後者が5億円。 (4)の環境問題への対応では、[1]オゾン層保護対策及び代替フロン等による地球温暖化対策[2]循環型経済社会システムの構築(廃棄物の少ない循環型プラスチックの設計・製造技術の開発など)--の2点に特に力を入れていくことにしている。 (5)のその他の技術開発の推進に当たっては、化学関連として[1]ガス拡散電極による食塩電解技術の開発[2]超臨界流体利用技術の開発[3]省エネのための新規触媒反応等を利用した新規化学プロセス技術の開発--などを取り上げていく方針である。 |