2016年09月16日
石飛日化協会長「国際的なM&A、日本も危機感を」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学工業協会
石飛 修会長

日本化学工業協会の石飛修会長(住友化学会長)は16日、会長就任後初の記者会見を行い、当面する問題について語った。この中で中国業界との関係に触れ「先に日中化学産業会議が中国で石油化学工業協会も参加して開催されたが、環境・安全問題も含めて多くの共通認識を再確認できた。中国側(CPCIF)もウィン・ウィンの関係で協力してやっていきたいと強調していた。有意義な会議だった」と語った。鉄鋼を含む過剰生産問題についての質問には「とくにそのことについて話し合ったわけではないが、われわれが思っていた以上に向こうも感じていたようだった」と印象を語った。

国際的な動きとして、ダウとデュポンの経営統合に続いて、バイエルがモンサントと買収交渉を開始したことについては「両社の事業統合はそれ自体大きな力を持つだけでなく、経営にスピード感が出てくる。日本の化学業界にとっては大きな刺激になる」と感想を述べたあと「日本の化学会社はそれぞれに技術をもっているし、今後も生き残っていけると思うが、さらに選択と集中を徹底するなど、危機感をもって対応してほしい」と、控え目ながらもきっぱりとした口調で語った。