2016年09月21日
角倉VEC会長「国内出荷 盛り上がりに欠ける」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:カネカ、塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)の角倉護会長(カネカ社長)は21日の定例記者会見で、塩化ビニル樹脂(PVC)の国内出荷の動向について「比較的堅調に推移しているが、盛り上がりに欠ける」と指摘し、不満をにじませた。
国内出荷の推移は、6、7月と2カ月連続で前年割れだが、落ち込み幅は2-3%と微減の範囲。8月に6%増で3カ月ぶりにプラスに転じた。角倉会長は「比較的、堅調に推移」と語ったが、その一方で「需要期にしては盛り上がりに欠ける」と受け止めており、今後の需要動向を注視している。
一方、輸出については「インド向けは依然として堅調だし、まだ続くのではないか。今後は中国の過剰設備解消に向けた取り組みに注目したい」と中国の動向に注目する姿勢を見せた。