2016年09月27日
東燃ゼネ石と日揮、室蘭でバイオマス発電
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日揮、東燃ゼネラル石油

東燃ゼネラル石油と日揮の両社は27日、共同出資の「室蘭バイオマス発電合同会社」を設立し、北海道室蘭市港北町の東燃ゼネラル遊休地を活用して、バイオマス発電事業を実施すると発表した。

東燃ゼネラルは、電力事業を成長戦略の柱の一つと位置づけ、長期安定的な電力供給を目指す。日揮は2010年以降、国内外において太陽熱および太陽光による再生可能エネルギー発電事業に取り組み、国内外で発電事業に関する実績を重ねてきた。新会社はバームヤシ殻を燃料に発電規模7.49万Kwと、木質バイオマス専焼の発電所としては国内最大級となる。2020年春完成予定。

【室蘭バイオマス発電合同会社の概要】
 本店所在地:東京都港区(2017年8月の着工時に室蘭市に移転)
 社長:榎田 真之
 資本金:1億円
 設立日:2016年10月11日
 出資比率:東燃ゼネラル 90%、日揮 10%

【バイオマス発電所建設計画の概要】
 事業予定地:北海道室蘭市港北町に所在する東燃ゼネラルの遊休地
 総敷地面積:約4万平方メートル
 発電規模:7.49万kW
 燃料:木質バイオマス専焼(主にパームヤシ殻)
 発電設備:循環流動層ボイラー、再熱式復水タービン
 着工開始時期:2017年(予定)
 運転開始時期:2020年春(予定)