2016年10月24日
東ソー、分離精製剤「トヨパール」生産能力5割増
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

東ソーは24日、南陽事業所(山口県周南市)で、分離精製剤「トヨパール」(商品名)の製造設備増強を決定めたと発表した。投資額約50億円で現有設備を約50%拡大する。2018年8月完成し商業運転開始は19年4月の予定。

「トヨパール」は、バイオ医薬品原料などの精製工程に用いられる液体クロマトグラフィー用分離剤で、同社バイオサイエンス事業の主力製品の一つ。高強度で化学的な安定性に優れ、吸着容量が高いことから、製薬会社などの分離精製に適し、バイオ医薬品産業の中でも需要が最も旺盛な抗体医薬品の精製工程で使用されている。

バイオ医薬品市場は最近、日本や米国、欧州に続いて中国、インドなどの新興国でも急拡大しているところから、同社ではこれらの高成長を背景に市場展開を加速していく方針だ。

ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1477273017.pdf