2000年08月30日
欧米でフェノール価格一段高、アジア市況も依然強含み
欧州ではトン1,700DM台も
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 欧州におけるフェノールのスポット市況が需給タイト感から一段と上昇しており、アジア市況も強含みで推移していくものと見られている。
 欧州では9月から大型定修が実施されるが、ビスフェノールA、カプロラクタム向けなど需要は依然好調に推移しており、一段と需給タイト感が強まっている。こうしたことからスポット市況もデリバリーベースでトン1,700DM(ドイツマルク)での取引も出始めており、2Q比で約300DM値上がりしたことになる。
 一方、米国でも3Qはポンド6セントの値上げが打ち出されていたが、最終的には3セントの値上げの32~33セントで決着に向かっている。2Qは8セントの値上げが実施されていることから、1Q比では11セント値上がりしたことになる。
 こうした欧米での需給タイト感によって、アジア市場への玉流入はほとんど無い状況となっており、依然として強含みでの展開が続いていくものと見られている。
 現在のアジア市況はCIFトン650ドル前後だが、3Qには700ドル台に乗せるものと見られている。