| 2000年08月29日 |
| 住友化学、PPの気相法への転換が進展 |
| 12万トンの新プラントへの切り替えがほぼ完了 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学工業が取り組んできたポリプロピレン(PP)の気相法への製法転換の第1期計画がほぼ完了した。 これは、合計4系列の溶媒法プラントのうちの2系列をほぼ同じ生産能力を持つ気相法の新プラント1基に置き換えるというもの。99年春に年産12万トン能力の新鋭プラントを建設し、いらい、既存の2系列で作ってきた品種を順次新設備での生産に切り替えるようにしてきたが、需要家各社が比較的スムースにこれを受け入れてきたので概ね狙い通りのスケジュールで切り替えを完了することができたという。 これによって同社が生産するPPの半分強が気相法に転換され、かねて念願の同樹脂部門の体質強化が大きく促進されることになる。同社では、残る2系列のうちの同7万トン設備も同じく気相法に置き換える考え。 |