2016年11月29日
住友化学、シンガポールで「IoTプロジェクト」開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は29日シンガポール経済開発庁(EDB)の支援を得て、シンガポールに新たに「IoTプロジェクト」を立ち上げたと発表した。プラント関連業務のデジタル化、グローバルサプライチェーン情報の可視化・高度化、クラウドソーシングや最新テクノロジーの活用に積極的に取り組んでいく方針だ。

製造部門では、プラント内のセンサーを活用した情報分析による機器の予測保全や、現場作業員へのスマートデバイス導入などを進め、業務の効率化や稼働率の向上、エネルギー効率の最適化を図る。また、バリューチェーン全体の情報を活用できるデジタルプラットフォームを構築し、グループのサプライチェーン管理のリアルタイム化を推進する。人工知能(AI)、ロボティクスなども活用し、ワークスタイルを革新する。

住友化学は2016年度を起点とした現中計でもイノベーションへの挑戦として「IoTプロジェクト」をトップに掲げ(1)グローバルサプライチェーン情報のリアルタイム可視化(2)ペーパーレス化やクラウド化などワークスタイル変革(3)AI活用とノウハウの共有(4)工場のデジタルインフラ近代化、の4つのテーマに取り組むと説明(十倉雅和社長)している。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1480387827.pdf