2017年01月06日
角倉VEC会長「東京五輪に向け需要拡大に期待」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)の角倉護会長(カネカ社長)は6日の新年賀詞交換会で、「昨年は輸出を含めた塩ビ樹脂の総出荷量が159万トンと過去6年間で最大となる見込みだが、今後は東京オリンピック開催に向けて、建設やインフラ整備などで国内需要が力強く伸びていくと期待している」と強調した。

また、VECのリサイクル支援制度で「塩ビ壁紙のマテリアルリサイクル技術の開発を昨年12月に採択し、これまで困難と考えられてきた使用済みの塩ビ壁紙を、塩ビと紙に分離せず塩ビコンパウンドに加工してマテリアルリサイクルする画期的な技術開発に取り組む」とし、「塩ビ業界として、着実に技術開発とリサイクルの仕組みづくりを進め、塩ビ製品の優れた環境性能をアピールするとともに世界に範を示していきたい」と抱負を語った。

塩ビ業界や関連団体など約300人が出席、需要好調を見通してか、会場内は明るい雰囲気だった。