2000年08月25日
酢ビ・ポバール工業会、9月末で事務所閉鎖
活動内容縮小、事務局は各社持ち回りに
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:クラレ、信越化学工業、電気化学工業、日本合成化学、ユニチカ、酢ビ・ポバール工業会

 業界団体のあり方を見直す動きが化学業界に高まっているが、酢ビ・ポバール工業会(会長、下坂雅俊日本合成化学工業社長)は、9月30日限りで東京・銀座の事務所を閉鎖する。10月1日からは会長会社(任期2年)が持ち回りで事務局を引き継ぐ。工業会活動は存続させるが、活動内容は大幅に縮小する方針。
 同工業会は昭和43年4月、酢酸ビニル、ポバールのメーカー6社で設立。しかし、経済環境が厳しい中で、事務経費の削減を余儀なくされていた。
 現在会員会社は日本合成化学工業、電気化学工業、信越化学工業、クラレ、ユニチカの5社。
 10月からは日本合成化学東京支社の出口新次郎総務部長が工業会事務局長を兼任する。統計類の作成や環境問題への対応が主な業務内容となる。