| 2000年08月23日 |
| 中国のアクリル酸輸入が急増、エステルのダンピング提訴の影響も |
| 日本からのエステルの輸入は大幅に減少 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
アクリル酸エステルの中国からのダンピング提訴問題は、現在も仮決済が出ない状況となっているが、日本からのアクリル酸エステルの輸入量が大幅に減少する一方で、アクリル酸での輸入が大幅に増加する状況となっている。 通関統計によると、今年上期(1~6月)はアクリル酸エステルの中国への輸出量は6,533トンと前年同時期から8,391トンも減少しているが、逆にアクリル酸は7,106トンと6,072トン増加している。 メーカー筋では、ダンピング提訴問題などもあって日本のメーカー各社では中国への輸出を手控える動きが強まっているとしているが、こうしたアクリル酸エステルの輸入量減少により、中国国内メーカーの稼働が高水準となっており、原料のアクリル酸を輸入調達しているものと見ている。 商社筋では、アクリル酸の輸入は昨年の11月までは毎月1,000トン以下であったが、ダンピング提訴があった12月には7,000トン台に急増、今年も1,000~4,000トンで推移しているとしている。 しかし、アクリル酸エステルについては中国全体での大幅な落ち込みは見られず、シンガポールなど東南アジアからの増加が目立つとしている。 |