2017年02月22日 |
東レ、愛媛に燃料電池電極基材 大型設備建設 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東レ |
東レは22日、愛媛工場(愛媛県伊予郡)に燃料電池スタックの電極基材用カーボンペーパーの大型生産設備を新設すると発表した。将来の需要増に対応するため、現在の滋賀事業所の約5倍の生産能力を持つ設備を建設する。2018年5月の完成を目指す。 燃料電池スタックの電極基材用カーボンペーパーは東レが30年来開発してきた。ガス拡散性や耐久性などが評価され、2014年にはトヨタ「MIRAI(ミライ)」、16年にはホンダの燃料電池車「CLARITY FUELCELL(クラリティフューエルセル)に採用されるなど市場開拓が順調なため大型投資を決めた。 引き続き世界最大の炭素繊維メーカーとして、燃料電池車や電気自動車など次世代自動車に向けた材料開発を積極的に推進していく方針だ。 |