2017年03月06日
三菱レイヨンの炭素繊維 トヨタ「プリウス」採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

三菱レイヨンは6日、同社の炭素繊維材料であるSMC(シート モールディング コンパウンド)が、トヨタ自動車の新型車「プリウスPHV」のバックドアの骨格部に採用されたと発表した。
同社のSMCは、炭素繊維複合材料(CFRP)の中間基材の一種で、長さ数センチにカットした炭素繊維を樹脂中に分散させたシート状の材料。軽量化と高強度化を実現した。

三菱レイヨンでは、今回のトヨタ車の採用で、大幅な軽量化と高い部材性能、複雑形状部材の生産を可能とする成形性などが評価されたとしており、引き続き炭素繊維材料の自動車部材への適用拡大を進める方針だ。