2000年08月15日
新第一塩ビ来月徳山工場定修、14万5,000トンに手直し増強
合計能力31万5,000トン、コスト競争力強化図る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:新第一塩ビ

 新第一塩ビは9月中旬から約1か月、徳山の塩ビ樹脂工場が定修に入る。この間に現有年産12万5,000トンの設備の一部をデボトルにより1万5,000トン増やし14万トン能力とする。
 今回のデボトルは、重合機など主要部分はそのままとし乾燥設備など工程の一部を変更して実施する。同社は引き続き半年後をめどに5,000トンの能力アップを計画しており、最終的には2万トン増の年産14万5,000トンとなる。
 なお、同社は千葉に年産8万トンの塩ビ樹脂工場のほか、愛媛と高岡に合計9万トンのペースト工場をもっている。今回の徳山工場の手直し増強によりトータル能力は31万5,000トンとなりコスト競争力は一段と強化されることになる。