2000年08月11日
9月のアジア向けEDC価格、300ドル強へ続落
欧州、米国での市況軟化で下げ圧力強まる
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 9月のアジア向けEDC(二塩化エチレン)価格が、300ドル強にまで続落する公算が強まってきた。
 業界筋によると、欧州向けのEDC価格が需給緩和感から下落傾向が続いているが、こうした軟化傾向がアジア向けにも影響が出てきていると見ている。とくに韓国、タイ、インドネシアなどEDC輸入各社では、9月の価格交渉において欧州のEDC価格下落を引き合いに出して下げ圧力を強めているもので、300ドルを目指しての交渉を行っている。
 米国などEDCメーカーでは、アルカリとの採算上、急激な価格引き下げは難しいとしており、FOBで260~270ドルラインは堅持したい意向とされている。これにアジアへのフレートを加算すると320~330ドルとなり、9月価格については同水準で最終的にまとまると見られている。
 しかしアジア地区では、中国を中心に需要期に入るのをはじめ、マレーシアのVCM新設備も稼働を開始したことから、需要面でのファンダメンタルは強いことから、欧州、米国での価格動向によっては一転して反転する可能性が強いと見られている。