| 2000年08月10日 |
| アクリルファイバーメーカー、市況立て直しを本格化 |
| ANとの採算スプレット割り込む、減産継続で |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
AN(アクリロニトリル)のアジア市況の高止まりが続いているが、アクリルファイバーメーカーでは、原料との採算分岐スプレッドを割り込む状況が続いていることもあり、在庫整理、市況の立て直しに向けた減産が本格化している。 現在のANアジア長契価格はCIF950ドル前後だが、アクリルファイバー価格は1,400ドル前後が実勢となっている。ファイバーメーカーの採算ラインはAN価格プラス550~600ドルと言われており、現在の水準ではこれを割り込む状況となっている。 こうしたことからファイバーメーカーでは1,600ドルへの値上げを打ち出しており、各社とも平均15~30%の減産を実施している。 ファイバーメーカー筋では、昨年春先のAN価格は300ドル台で推移していたが、その時点のファイバー価格は900ドルであり、その後のAN価格上昇によりファイバー価格も上昇したものの、依然厳しい状況にあるとしている。とくに中国が原料の輸入を増加させファイバー輸入を絞る動きが続いており、需給の立て直しも進めていくことになるとしている。 しかし、ANは秋にはFPCが第2系列設備を、米国でもソルーシアの増設も実施されることから、年末までには高止まりが続いているAN価格にも一服感がでると見ている。 |