2017年08月04日
住友化学、協和バイオの植物生長調整剤事業 買収
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は4日、協和発酵バイオ(本社:東京都千代田区、小谷近之社長)から植物生長調整剤事業を譲り受けることで両社合意したと発表した。

協和発酵が1958年に発売開始した、ナシやブドウの果実肥大、ブドウの無種子化などの効果をもつジベレリン製剤「ジベレリン協和」と、ホルクロルフェニュロン製剤「フルメット」の2製品の製造・販売を引き継ぐ。両製品を合わせた売上規模は数十億円。住友化学は、製品ポートフォリオの拡充につながるとしており、同事業に関わる協和発酵バイオの従業員(10数名)もできるだけ移籍させたい意向だ。

植物生長調整剤とは、果実を大きくしたり、開花を早めるなど、作物の生長や発育を増進・抑制することで品質や収量を改善する農薬で、国内外で広く使用されている。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1501809161.pdf