2017年09月25日
住友化学、核酸創薬のボナック社へ出資拡大
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は25日、核酸医薬品ベンチャーのボナック(本社:福岡県久留米市、林宏剛社長)が行う第三者割当増資を引き受け、同社への出資比率を19.55%に拡大すると発表した。ボナック社がもつ核酸創薬に関するユニークなプラットフォームと住友化学グループの医薬品開発、製造技術を融合させ、早期実用化を図るのが狙い。

ボナックは、次世代医薬品として注目される核酸医薬品に独自の技術を開発し、日米欧主要国で特許を取得済み。
核酸医薬品は遺伝子やタンパク質に作用するタイプの医薬品で副作用が低減できるなどから、低分子医薬品、抗体医薬品に続く次世代医薬品として注目されている。

ボナックは2010年の設立で資本金は14億7700万円。住友化学は約1%の出資を行ってきたが、協力関係を強化するため、第三者割当増資を引き受けることにした。約40億円を出資し持分比率を19.55%に引き上げる。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1506305651.pdf