2017年11月28日
三菱ケミHD・越智社長「20年コア営業利益 4300億円を目標」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ケミカルホールディングス

三菱ケミカルホールディングスの越智仁社長は28日、都内で事業説明会を開き、現行中計「APTSIS 20」の進捗状況を説明した。この中で17年度業績葉順調で、20年度の数値目標を17年度中に前倒し達成できる見通しだとしたうえ、20年度のコア営業利益目標を前回の3,800億円から4,300億円に上方修正したと発表した。

17年度の業績予想(カッコ内は「APTSIS 20」)は、コア営業利益3,650億円(3,800億円)、ROS10%(8%)、純利益1,800億円(1,800億円)、ROE15%(12%)、NetD/Eレシオ0.98(0.8)と、すでに20年度目標は必達。

越智社長は「3社統合(三菱化学、三菱レイヨン、三菱樹脂)による協奏・合理化で440億円の収益向上と150億円の合理化効果が見えてきた」と強調。今後は「自動車・航空機」「IT・エレクトロニクス」「パッケージング・フィルム」「ヘルスケア」「環境・エネルギー」の5分野を軸に次世代テーマの事業化促進を図る。