2017年12月06日
三菱ケミカルのバイオエンプラ、マツダ車が採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:マツダ、三菱ケミカル

三菱ケミカルは6日、マツダと共同開発したバイオ エンジニアリングプラスチック「DURABIO」の新グレードがマツダ車「マツダCX-5」のフロントグリルに採用されたと発表した。

「DURABIO」は、再生可能な植物由来原料のイソソルバイドを使用したバイオエンプラで、耐衝撃性・耐熱性・耐候性など従来の一般的なエンプラよりも優れた性能を有する。また発色性が良く、顔料を配合するだけで塗装品を超える「鏡面のような平滑感・深みのある色合い」が表現できる。表面が硬く擦り傷が付きにくい。塗装工程が不要なども特長もある。VOC(揮発性有機化合物)低減の環境配慮型車でもある。

今回、マツダと共同開発した新グレードは、樹脂の組成を改良して耐衝撃性・成形性をさらに高次元でバランスさせたことにより、フロントグリルなどの大型外装部品への適用を可能にした。今後は「CX-5」に限らず、マツダから発売される自動車には順次採用される見込みだ。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1512541513.pdf