2018年03月20日
中外製薬、腎性貧血剤の低含有量剤、承認取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は20日、「腎性貧血」を効能・効果として販売中の持続型赤血球造血刺激因子製剤「ミルセラ・注シリンジ」の低含有量製剤として「同12.5μg」製剤が厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表した。

ミルセラは、ロシュ社が開発した血液中での安定性を高めた持続型の赤血球造血刺激因子製剤(ESA)。骨髄内の細胞に存在するエリスロポエチン受容体を刺激することで、安定的かつ持続的な貧血のコントロールを可能にした腎性貧血治療薬。日本では2011年から販売しており、現在世界100カ国以上で発売されている。

一方、臨床現場からはより細やかな用量調整ができるよう、さらなる低含量規格製剤が望まれていた。中外製薬では、腎性貧血患者の治療およびQOL向上に貢献するため、12.5μg製剤を開発し承認申請していた。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1521529203.pdf