2018年04月04日
ソーラーフロンティア、住宅市場拡大に注力
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ソーラーフロンティア

ソーラーフロンティア(本社:東京都港区、平野敦彦社長)は4日、CIS薄膜太陽電池の累計出荷量が5GWを超えたと発表した。2018年は同社の太陽電池研究開発から40周年という節目の年となる。今後は住宅市場の開拓に重点を置いた戦略を展開していく方針だ。
親会社の昭和シェル石油が再生可能エネルギーの調査を開始したのが1978年。米国アーコソーラーと技術提携するなどして、同社が誕生したのは2006年9月だった。2017年には薄膜太陽電池としては世界最高となるエネルギー変換効率22.9%を達成するなど研究開発に力を入れてきた。

同社はこのほど累計出荷量が5GWを超えた。今後は消費者の電力自給自足への関心の高まりや、政府の2020年のZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)政策などの後押しもあり、今後は国内住宅市場が重要なターゲットになる。その戦略の一環として新たに施工性や意匠性を向上させた「SmaCIS(Sタイプ)」をラインアップに加えることにした。住宅市場拡大に全力投入する方針だ。