2018年09月12日
経産省「第5回日中化学産業政策対話」海洋プラなど
【カテゴリー】:行政/団体
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経済産業省は12日、中国工業信息化部と中国四川省の省都、成都市で「第5回日中化学産業政策対話」を開催し両国の化学産業をめぐる現状や課題・展望について意見交換したと発表した。日化協、石化協の首脳ら業界代表も参加し、「海洋プラスチック問題」や「保安」「環境対策」などをテーマに両国の取り組み状況などを説明した。

近年、日中間の化学品貿易は増大傾向にあり、相互依存関係はさらに深まりつつある。今回の対話で産業政策、業界動向などに関する情報交換の重要性があらためて確認されたもようだ。同省発表による対話の結果概要は以下の通り。

<第5回日中化学産業政策対話の結果概要>
(1)両国の化学産業の現状や海洋プラスチック問題をはじめとする化学産業の課題について、情報交換を行った。
(2)両国の化学分野におけるスマート保安の経験・事例を相互に紹介し、産業保安のスマート化の重要性を確認した。
(3)化学産業における環境対策の重要性にかんがみ、中国から環境保全政策の化学産業に対する影響と対応策等を、我が国からは化学産業における環境対策及び土壌対策について紹介し、意見交換を行った。
(4)両国の化学産業政策に係る情報交換の重要性が改めて確認されるとともに、今後も対話開催を継続することで一致した。
(5)また、同時期に開催される「日中化学産業会議」での日中産業界(日本側:日本化学工業協会及び石油化学工業協会他、中国側:中国石油・化学工業連合会)の交流を歓迎した。