2018年09月18日
出光興産、中国のエンプラ・コンパウンド設備増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は18日、中国でのエンジニアリングプラスチックの需要伸長に対応するため、100%子会社である出光複合工程塑料(広州)有限公司(本社:広東省広州市、諸藤茂樹総経理、ICG)の、エンプラ・コンパウンド製品の生産能力を増強すると発表した。生産能力を現有年産20,000トンから25,000トンに増強する。完成は2018年12月の予定。

ICGは2008年の設立。これまで主に中国・アジア圏向けに自動車電装部品やOA機器外装部品用としてポリカーボネート、シンジオタクチックポリスチレンのコンパウンド製品を生産してきた。このところ中国では自動車分野を中心に需要が年率約10%伸長している。このため今後の安定供給維持を目的にコンパウンド設備の増強を決めた。