2002年03月26日
バイエル経営委員会のヴエルナー・シュピナー氏、ドイツ産業界の「日本イニシアティブ」新会長に
アジア・太平洋委員会の活動の一環として、日本市場におけるドイツ企業の事業拡大をめぎす
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:バイエル

 バイエルは26日、経営委員会委員のヴュルナー・シュピナー氏がこのほどドイツ産業界の「日本イニシアティブ」会長に就任したと発表した。「日本イニシアチブ」は、ドイツ産業界で構成するアジア・太平洋委員会の一環として活動しているもので、ドイツ企業の日本市場におけるマーケットシェアを高めること、ドイツのマスコミ界で日独協力関係の重要性や、その認識をさらに向上させていくことなどを目的としている。
 
 ヴュルナー・シュピナー氏はハンス・オラフ・ヘンケル氏の後任として就任した。ヘンケル氏はドイツ産業同盟会長として、1996年の「日本イニシアティブ」創設以来会長を務めてきた。
 
 ヴエルナー・シュピナー氏は経営学を学んだ接、1974年にドイツ・バイエルに入社。1998年には経営委員会委員に就任し、特にアジア・太平洋地域を担当している。日本のバイエルは国内に7つの生産拠点をもち、研究開発分野でもドイツ、米国、日本の世界三極体制の一環として重要な役割を果たしている。