2018年11月29日
アステラス製薬、骨髄性がん治療薬、FDA承認取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

 アステラス製薬は29日、「XOSPATA」(一般名:gilteritinib)がFLT3(急性骨髄性白血病)治療薬として、米国食品医薬品局(FDA)から承認を取得したと発表した。同剤は、米国FDAが成人の再発または難治性のFLT3遺伝子変異陽性AMLを適応症として承認した初の経口FLT3阻害剤となる。

米国がん協会によると、2018年に米国では約19,000人が新たにAMLと診断される見込み。AMLはさまざまな遺伝子変異と関連性があるといわれているが「XOSPATA」はFLT3の活性化変異(遺伝子内縦列重複変異(ITD)とチロシンキナーゼドメイン変異(TKD)をともに阻害する効果を有する。