2019年03月08日
三菱ガス化子会社、抗体医薬のバイオシミラー生産細胞の大量培養に成功
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

三菱ガス化学の子会社であるカルティベクス社(社長・藤井政志・三菱ガス化学常務執行役員、三菱ガス化学55%、日本化薬45%出資)はこのほど、骨粗しょう症や多発性骨髄腫などの治療に使用される抗体医薬「デノスマブ」のバイオシミラーを生産する細胞「デノスマブ生産細胞」の大量培養条件を確立し大量培養に成功した。

三菱ガス化学では、パートナーであるグリコネックス社からデスノマブ生産細胞と製造技術を移管し、子会社のカルティベクス社において大量培養技術の開発を進めてきたが、このほど大量培養条件を見出すことに成功した。デノスマブ生産細胞の大量培養技術が確立できたことで、安価で高品質な「デスノマブ」の原液を大量に供給することが可能になった。同社は今後、「デスノマブ」のバイオシミラー製品化に関心のある製薬会社と共同開発を視野に協議を進めていく方針である。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1552032486.pdf
(英文)
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1552032486.pdf