2019年04月08日
クラレ、次世代型の合わせガラス用アイオノマー樹脂製中間膜を発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:クラレ

クラレは8日、従来性能を維持しつつ加工性を向上させた次世代型の合わせガラス用アイオノマー樹脂中間膜「セントリグラスXtra」を開発し、販売を開始したと発表した。

従来の「セントリグラス」は、一般的な合わせガラス用中間膜に比べて100倍の硬度、5倍の強度があり、優れた透明度を合わせ持つが、ガラス加工のユーザーから加工性の向上が求められていた。そこで今回、従来性能を維持しながら加工性を向上させた「セントリグラスXtra」を開発した。

具体的には、(1)ガラスへの接着に際し、下地処理剤を必要としないため、従来品よりも積層ガラスの多層加工が容易となる(2)加工過程における不適切なタイミングでの冷却によるヘイズ(空気の濁りや視界不良)発生を低減(3)ガラスと中間膜の接着加工で、オートクレーブ内に入れるガラスの枚数を増やすことができるーなどの特徴がある。

同社は、同製品のシートタイプを今年2月から発売したが、ロールタイプを今年後半に発売する予定である。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1554691732.pd