2019年06月05日
富士フイルム、バイオ医薬品の高性能・高効率な連続生産システムを開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは5日、バイオ医薬品の高性能・高効率な連続生産システムを開発したと発表した。このシステムは、バイオ医薬品の開発・製造受託業界で初めて、バイオ医薬品の原薬の製造工程である、培養から精製までをシームレスに繋ぎ一貫生産を可能とするシステムであり、連続的かつ効率的に高品質な原薬を製造することができる。今秋に、同社は同システムを用いたバイオ医薬品の連続生産に最適なプロセス開発を受託するサービスを、同社バイオ医薬品CDMO事業の中核会社であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies(FDB)より開始する予定である。

これまでバイオ医薬品の開発・製造受託業界で確立されてきたのは培養工程の連続生産技術だけにとどまっていた。今回、富士フイルムは、培養工程だけでなく、精製工程においても連続生産を実現し、さらに両工程をシームレスに繋ぎ一貫生産を可能にするバイオ医薬品の連続生産システムを開発したものである。


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1559713853.pdf