2019年06月20日
富士フイルム、皮膚感作性の動物実験代替法がOECDテストガイドラインに収載
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは20日、同社が開発した、動物実験を用いずに化学物質の皮膚へのアレルギー反応の有無を評価する皮膚感作性試験代替法「Amino acid Derivativ Reactivty Assay(ADRA)」が、OECD(経済協力開発機構)テストガイドラインに収載されたと発表した。

「ADRA」は、富士フイルムが持つ化学合成力・分子設計力により開発した検出感度が高い試薬を用いることで、従来方法よりも幅広い化学物質の皮膚感作性を試験できる評価法である。同社は今回、「ADRA」がOECDテストガイドラインに収載され、標準的な評価法として国際的に認められたのを機に、実験動物を用いずに化学物質の安全性を評価する試験法の更なる普及に貢献していく方針である。

なお、「ADRAキット」は、6月26日から28日まで開催される「第46回日本毒性学会学術年会」に展示される。


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1561019363.pdf