2019年06月27日
カネカグループの粘着基剤技術がアルツハイマー型認知症治療剤に採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは27日、グループ会社であるケイ・エムトランスダース(本社・大阪市北区)の粘承認を取得したと発表した。

同製剤は、小野薬品工業およびバルティスファーマが、経皮吸収型製剤である「リバスタッチ」および「イクセロンパッチ」の改良のために、ケイ・エム・トランスゲーム社の粘着基剤技術を採用したものである。

従来の製剤には貼付部位の紅斑や掻痒などの皮膚症状の副作用報告があったことから、小野薬品およびノバルティスファーマとケイ・エムトランスダームが協働して新基剤製剤の開発を進めてきた。今回承認を取得した新基剤製剤に採用されているケイ・エム トランスダーム独自の粘着基剤技術は、合成ゴム基剤として必須であった粘着付与剤を使用しなくても適度な粘着性を持たせることができる技術あり、肌に優しく、貼り心地が良い粘着基剤の実現が可能である。

ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1561602957.pdf