2019年07月02日
富士フイルム、肌のバリア機能を改善する成分を発見
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは2日、肌のバリア機能(異物の侵入を防ぎ、体外への水分蒸散を抑制する機能)を維持する重要な役割を担うセラミドが、ストレスによって減少するメカニズムを解明したと発表した。また、生薬として使われている「アセンヤクエキス」に、肌のバリア機能を改善する作用も見つけた。この研究成果を、今秋発売の機能性化粧品に応用する予定。

【今回の研究成果】
(1)肌内部でセラミドを生み出す器官「ラメラボディ」の表面に存在するタンパク質「ABCA12」(セラミドの原料である脂質をラメラボディ内部に取り込む役割を担う)が、ストレスによって減少することを見出した。
(2) ABCA12 の減少によって、肌のバリア機能が低下することを見つけた。
(3)生薬のアセンヤクエキスに、ABCA12 の発現を促す作用と、肌のバリア機能を改善する作用があることを発見。


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1562035652.pdf