2019年08月05日
新化学技術協、「細胞・組織のインビトロ技術の最前線」講演会
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:新化学技術推進協会

新化学技術推進協会は、「細胞・組織のインビトロ技術の最前線」を総合テーマとする講演会を8月19日13時40分から18時に東京都千代田区三番町の同協会会議室で開催する。参加費は会員企業が無料、一般は1万円。

講演会では、尾畑やよい・東京農業大学バイオサイエンス学科教授が「未分化なマウス生殖細胞から成熟卵を産生する培養技術の開発」をテーマに、田川陽一・東京工業大学生命理工学系准教授が「臓器チップによる合成生物学」をテーマに、山岡哲二・国立循環器病研究センター研究所部長が「組織工学のためのバイオロジカルスキャホールド」をテーマにそれぞれ講演する。

尾畑教授は、未分化な生殖細胞から成熟卵を産生する体外培養系の構築は成熟卵の増産だけでなく、卵形成機構解明のツールになることが期待されることから、培養系について概説する。田川准教授は、細胞‐細胞、細胞‐細胞外マトリクス、臓器‐臓器、組織‐共生細菌といったコミュニケーションの再構築系をマイクロ流体デバイス(チップ)上で培養し、哺乳類生命システムを創ることを目指している取り組みを紹介する。山岡部長は、世界に先駆けて成功した異種脱細胞化小口径血管の開発と今後の実用化への展開を語る。

講演会終了後に、講師を囲んでの懇親会(参加費は無料)。
問い合わせ先は、新化学技術推進協会事業部(TEL:03-6272-6880)。