2019年08月05日
昭和電工、トヨタの中国で販売するハイブリッド車に発電モーター封止用BMCを供給
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は5日、トヨタ自動車が中国国内で販売を開始した「トヨタカローラ ハイブリッド」「トヨタレビン ハイブリッド」の発電モーターの封止材用として、「上海昭和高分子有限公司/SSHP」で生産する熱硬化性成形材料「Bulk Molding Compound/BMC」の出荷を開始したと発表した。

BMCは、高熱伝導性、高絶縁性、耐熱性、高流動性、寸法安定性、耐薬品性という特長を持っている。電動車パワートレーンを現地開発、現地生産とする方針に応じて、SSHPでBMCを生産し、トヨタ自動車(常熟)部品有限会社に供給を開始した。SSHPでのHV用BMCの生産は、2010年の操業開始以来初めてで、中国の環境規制強化による市場拡大が期待される。

大気汚染防止、温室効果ガスの排出抑制のため、自動車の低燃費化や排出ガス削減のニーズが高まり、中国では2019年から自動車メーカーに一定数の「新エネルギー車/NEV」の生産を義務付けるNEV規制が施行され、HV市場の拡大が見込まれる。


<ニュースリリース参照>
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1564975149.pdf