2019年08月09日
アステラス・横浜市大など、ゲーム感覚でヘルスケア挑戦
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

横浜市立大学と東京芸術大学、アステラス製薬の3者は9日、ゲーミフィケーションを用いた新たなデジタルヘルスケアソリューションの創出・実用化を目指し、産学連携による新たな枠組みとして「Health Mock Lab」を発足させたと発表した。

ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素をサービスやシステムに応用して利用者のモチベーションや満足度を向上させる手法のこと。ゲーム感覚で学習提案する子ども向けの教材などが一例となる。ヘルスケア分野でもこのところゲームの要素を取り入れて課題解決するサービスが注目を集めている。

「Health Mock Lab」では、提案されたアイデアについて、横浜市大が医学的な視点、東京芸大がゲーミフィケーションの視点、アステラス製薬がビジネスの視点から、共同でスクリーニングとブラッシュアップを行い、実用化の対象となるアイデアを選出する。さらに3者はこのアイデアをもとに、試作品の制作や実証試験など実用化に向けた取り組みを共同で進めていく方針だ。