2019年09月03日
NEDO、国立・国定公園の地熱発電開発に環境保全手法の評価を実施
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、国立・国定公園特別地域内での地熱発電開発を促進するため、地域開発事業者と地域住民などの開発関係者間の合意形成を支援するコミュニケーションツールとして期待されるエコロジカル・ランドスケールデザイン手法や3D景観シミュレーション技術などの環境評価手法の評価を実施する。

エコロジカル・ランドスケープデザイン手法などの環境保全手法により、地熱発電開発における自然環境や景観への配慮を見える化し、これらの環境保全手法が関係者間の合意形成にどの程度寄与するかの評価を実施する。また、得られた知見をガイドラインなどとして取りまとめて広く一般の地熱開発事業者に提供する。

これにより、国立・国定公園特別地域内に賦存する地熱資源利用の最大化を図るべく、豊かな自然環境や美しい景観と地熱発電開発が調和した姿を関係者間で共有することで、合意形成を円滑化し、地熱発電の導入促進を図る方針である。