2019年09月12日
DOWAグループ、岡山で食品廃棄物原料にバイオ発電
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

DOWAグループで環境・リサイクル事業を営むDOWAエコシステム(東京都千代田区、飛田実社長)は12日、子会社のバイオディーゼル岡山(岡山市南区、石濱義朗社長)が新たに一般廃棄物処理施設の設置許可を取得するとともに、食品廃棄物を原料とするバイオマス発電施設の建設を開始したと発表した。

バイオディーゼル岡山は、2009年から市と連携して廃食用油を原料としたバイオディーゼル燃料を製造・販売してきた。これまでの累計販売量は約5,200kLにのぼり、市のごみ収集車や路線バスなどのディーゼル車両等に利用されてきた。

今回、飼料や肥料へのリサイクルが難しい食品廃棄物を原料にバイオマス発電を行う。計画では、食品廃棄物を年間約16千トン受け入れてメタン発酵法によるバイオマス発電を行い、約1,600世帯の年間電力使用量に相当する発電と売電を行う。地域資源を活用する自立分散型の再生可能エネルギーとして期待されている。