2019年09月18日
東邦アーステック、新潟でヨウ素増産に着手
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

三菱ガス化学と連結子会社の東邦アーステック(本社:新潟市、設楽琢治社長)は17日、新潟市西蒲区西川地区で、水溶性天然ガスおよびヨウ素増産計画に着手したと発表した。天然ガス:約2,000万m3/年、ヨウ素:約400トン/年を生産する計画。10月から建設工事を本格化する。

両社は、1957年から新潟県で水溶性天然ガスの生産を行ってきた。東邦アーステックは1988年からヨウ素の製造を開始。今回、経済産業省から既存生産エリアの南側に新規開発計画の認可を得た。

新規開発計画では、
(1)天然ガスとヨウ素を含む地下水(かん水)を汲み上げる生産設備(3基地)
(2)天然ガスとヨウ素を分離した後のかん水を地下に戻す還元設備(3基地)
(3)かん水からヨウ素を分離・濃縮するヨウ素濃縮プラント(1基地)
等の建設および各設備を結ぶパイプラインを設置する。

工事は段階的に4期に分けて行い、順次稼働する。全面操業入りは2026年4月の予定。