2019年10月01日
デンカのセラミック基板、自動車向け国際規格 認証取得
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:デンカ

デンカは1日、大牟田工場(福岡県)で生産するセラミック基板「AN PLATE」、「SN PLATE」(製品名)が自動車に特化した世界的な品質マネジメントシステム「IATF16949」を取得したと発表した。

近年、自動車業界ではハイブリッド・EV化や自動運転化に伴う部品の複雑化など、安全基準の見直しが進み、高信頼性製品の安定供給や品質マネジメントの厳格化が求められている。

今回、認証取得した「AN PLATE」「SN PLATE」は、独自技術で開発したもので、自動車の電動化に必要なインバーター用パワーモジュール等の車載製品に採用されている。同社はこの認証取得を通じて、自動車のさらなる品質向上に貢献していく方針だ。


<用語の解説>
■IATF (International Automotive Task Force) 16949 とは :
「ISO 9001」規格に、自動車産業固有の要求事項(不具合の予防、サプライチェーンにおけるばらつき・ムダの低減、継続的改善)を追加したもので、自動車産業に特化した品質マネジメントシステムに関する国際標準規格。世界の多くの自動車メーカーが自動車部品のグローバルな調達基準として採用している。

<ニュースリリース参照>
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1569913403.pdf