2019年10月02日
東レ、インドのエンプラ生産拠点が稼働入り
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは2日、インド現地法人であるToray Industries (India) Private Limited (TID)に新設した樹脂コンパウンド拠点で、耐熱性や耐薬品性、機械的強度に優れたナイロン樹脂及びPBT樹脂コンパウンド製品の生産を9月から開始したと発表した。

TIDは、同国内の日系樹脂メーカーとして初のエンプラ生産拠点で、年産約5,000トンの設備を有する。今後、早期にフル稼働させる計画だ。  

インド経済は、2019年から2030年にかけ年率6%の高い成長が見込まれる有望な市場です。所得水準の向上に伴い、自動車や家電等、高級品や高付加価値品の需要が拡大しており、エンジニアリングプラスチックの需要拡大が予想される。

稼働入りしたコンパウンド拠点は、現地生産による安定供給とリードタイム短縮、在庫・デリバリー、現地開発力等の機能を強化することを目的として新設した。今後拡大が期待されるインドでのエンプラ需要をいち早く確実に取り込み、インドでの一層の事業拡大をめざす。